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連邦州、全国共通卒業試験の導入を計画

   

    学校制度における連邦の管轄の拡大と中央集権化を阻止し、教育制度における連邦制を強化するために、バイエルン州とザクセン州、メクレンブルク・フォアポメルン州は全国共通卒業試験に関する州協定を提案した。全国共通卒業試験を導入することで連邦主義的教育制度の維持を図るという。

    現在、バイエルン州、バーデン・ヴュルテンベルク州、ハンブルク都市州、メクレンブルク・フォアポメルン州、ニーダーザクセン州、ザクセン・アンハルト州、ザクセン州の7州がこのイニシアティブに参加しており、その他の州も参加できる。

    まずは、ギムナジウム(高等学校)とレアールシューレ(実科学校)の全国共通卒業試験のために数学/ドイツ語/英語の3教科の共通試験問題を作成してプールする。2013/2014年度からこの州協定に参加する7州はプールされた共通試験問題から卒業試験を作成する。

    但し、どの州でも全く同じ問題が出されるわけではなく、プールされた試験問題からどの問題を採用するかは各州に任される。

    州協定により、高等学校卒業試験と中等教育終了試験、ハウプトシューレ(基幹学校)卒業試験の全国統一した標準を実現する。各州の卒業試験を比較できるようにするために、全国統一試験のための規格化された共通卒業試験問題がプールされる。

    次の段階で、その効果を審査する。州間の格差がなくなれば、親は別の州への移転において教育水準の違いを心配する必要がなくなるという。

2011年7月26日)

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