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好況は子供のお小遣いにも好影響

   

    2011年度子供消費者分析(6歳~13歳の子供(現在613万人)の消費行動調査)によると、好景気のお蔭で子供のお小遣いが増えるだけでなく、クリスマスや誕生日にプレゼントとしてもらう金額も増えている。

    6歳~13歳の子供のお小遣いは平均で月額24,79ユーロで、これまでの最高だった2008年の25,05ユーロを僅かに下回った。

    従来通り、お小遣いは男子(25,85ユーロ)の方が女子(23,68ユーロ)より多かったが、プレゼントとしてもらう金額は女子の方が多かった(女子199ユーロ、男子196ユーロ)。プレゼントとしてもらう金額は平均で年間197ユーロ。これは2007年及び2008年(これまで最高の219ユーロ)よりも約10%少ない。

    お小遣いは6歳~9歳が16,86ユーロ、10歳~13歳が31,17ユーロ、プレゼントとしてもらう金額は6歳~9歳が162ユーロ、10歳~13歳が225ユーロだった。

    子供への支出の内訳をみると、服が子供一人当たり332ユーロで最も多かった。通常、買う服については子供と一緒に決めている。学用品、運動靴、カバン、服では、3分の2の親がブランド志向の子供の要望を受け入れている。親は服や靴、玩具では食べ物の場合よりも子供の要望を受け入れる傾向にある。

    子供が買うものを自分で決める傾向がますます強くなっているが、携帯電話とMP3プレーヤーでは、子供の要望を受け入れる親は約3分の1だけだった。

    携帯電話の通話料(プリペイドカード)は平均で月額21ユーロで、親が負担するケースが多い。57%の親は全額を負担しており、32%の親は子供に一部負担させている。6歳~9歳の子供の4分の1、10歳~13歳の子供の約80%は自分の携帯電話を持っている。

    コンピューターとインターネットも「必需品」になりつつある。親も子供がコンピューターとインターネットを利用することを懸念していない。10歳~13歳の子供のほぼ半分は毎日インターネットを利用している。

    しかし、本やコミック、ゲームへの関心が低下しているわけではない。学校へ通う子供の90%以上が定期的に雑誌や本を読んでいる。

2011年8月26日)

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