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働く年金生活者が増えている
連邦労働省によると、追加収入のために働く65歳以上の年金受給者が2004年~2010年の期間に約13%増加した。 ミニジョブに関する法律の改正後1年たった2004年末には約58万4000人の65歳以上の人がミニジョブなどの僅かな収入の仕事に従事していたが、2010年は約66万1000人に増えた。2000年は41万6000人。 ミニジョブなどの僅かな収入の仕事に従事する65歳以上の人の割合は2000年の3,0%、2004年の3,8%から2010年は3,9%に上昇した。 2004年~2010年の期間に65歳以上の年齢層は約147万人増えている。 連邦労働省は、この統計から「65歳以上の人が働かなければならない必要性が増した」と結論付けることはできないとしている。
2007年~2009年の期間に基本保障の社会給付(社会扶助など)を受給する65歳以上の人は約40万人で、ほとんど変わっていない。少子・高齢化が進んでいるにもかかわらず、この年齢層の社会扶助受給者数は大きく増加していないという。 (2011年8月26日) |