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社会奉仕勤務志願者数、予想を大きく上回る

   

    2011年7月1日に徴兵制が停止し、非軍事役務もなくなった。それに代わる志願制の社会奉仕勤務が昨年7月1日にスタートしたが、志願者数が予想を大きく上回ったことから、今年2月からの受付を停止する見通しである。

    これまでに32000件の社会奉仕勤務契約が締結されたほか、申請件数も多い。今年1月31日からは社会福祉団体ごとに割り当てを決めて制限しているが、この割り当てがまもなく一杯になるという。

    しかし、シュレーダー連邦家庭相は年間35000人分の予算しかとっていない。これは非軍事役務制時代の約半分に過ぎない。

    ドイツカリタス連盟やドイツ赤十字のような大きな社会福祉団体はすでに割り当てをほぼ満たしている。社会福祉団体によると、さらに割り当てがあれば、今年夏までに6万人が志願すると予想している。

    そこで、社会福祉団体は政府に対して、少なくとも2013年まで社会奉仕勤務への追加予算を出すよう求めている。

2012年2月22日)

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