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7月1日から年金引き上げ

   

    連邦内閣は418日(水)、今年7月1日に年金を引き上げる政令を閣議決定した。2000万人以上の年金受給者がその恩恵を受ける。

    引き上げ幅は旧西独が2,18%、旧東独が2,26%。これは3年来の最高水準である。2011年は0,99%上昇したが、2010年は引き上げがなかった。

    就業年数が45年間で平均的賃金だった年金生活者の年金は7月から旧西独では月に約27ユーロ、旧東独では約25ユーロ多くなる。

    社会団体は引き上げ幅が予想を下回ったことを批判している。2004年以来、年金生活者の購買力はほぼ9%低下しており、今年の引き上げ幅では購買力の低下を抑えることができないという。

2012年4月25日)

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