ドイツのニュース

大学生数、過去最高

   

    連邦統計局の発表によると、2012年は大学生数が250万人に達し、過去最高となった。大学入学者数は492700人で、前年より5%減少したが、それでも過去2番目に多かった。

    2020年までは大学入学者数が年間45万人の大台を超えるが、それ以降は少子化の影響が顕著になると、全国文相会議は予測している。

    大学生増加の要因としては、大学教育が一般化してきたこと、ギムナジウムの9年制から8年制への移行に伴い一時的に高校卒業生が倍増していること、兵役が停止したことなどが挙げられる。

    予想以上に大学入学者が増えていることから、全国文相会議は2015年までに60億ユーロの追加予算が必要になると見ている。

    大学生の団体FZSは、「3年間の学士課程の卒業者に対する企業の受入にまだ不安があるために、修士課程を希望する学生が多いが、大学は予算不足から修士課程への入学のハードルを高くしている」と批判している。「今、大学に入学する人の80%は修士取得を希望している」という。

2012年12月21日)

戻る