ドイツのニュース

大学中途退学率、上昇

   

    欧州連合の大学教育改革(ボローニャ改革)の一環として、ドイツは伝統的なディプロームの代わりに学士/修士制度を導入したが、導入後の4年間で学士課程の中途退学率が25%から35%(2010年)に上昇した。

    学士/修士制度の導入は中途退学者を少なくすることも目的としていたが、HIS大学研究所の調査結果では、かえって中途退学者が増加していることが明らかになった。

    中退率が最も高い学科は工学部で、ほぼ半分の学生が中途退学している。ディプロームのときよりも大幅に上昇している。

    学士課程が3年間だけであるために、学生のストレスが著しく高まっているという。

2012年5月23日)

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