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ドイツの時給は30,10ユーロ

   

    連邦統計局の2011年度EU労働コスト(私経済)比較によると、ドイツの時給は30,10ユーロで、賃金付随コストを加えると34,40ユーロだった。EU平均は時給が22,80ユーロ、賃金付随コストを含む1時間当たり労働コストが23,20ユーロ。

    賃金付随コストを除く時給では、最も多かったのがベルギーで39,30ユーロだった。次に、スイス(39,10ユーロ)、デンマーク(38,90)、フランス(34,20)、オランダ(31,10)、ドイツ(30,10)、オーストリア(29,20)が続く。

    時給が最も少なかったのはブルガリアで3,50ユーロ。次がルーマニア(4,50)、ラトヴィア(5,90)、ポーランド(7,10)、ハンガリー(7,60)。

    過去10年間で1時間当たり労働コストの上昇率が最も低かったのはドイツだった。EU平均が39%以上であったのに対して、ドイツは19,4%。ドイツ企業の競争力が改善したことになる。

    ドイツの労働組合は、ドイツ経済の生産性を考慮すると、労働コストが低すぎると企業を批判している。

2012年5月23日)

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