ドイツのニュース

アイロンがけは女性の仕事

   

    アレンスバッハ世論調査研究所の調査結果では、男女の古い役割分担が根強く残っていることが明らかになった。

    「ドイツにおける男女同権をもっと改善すべきか」という質問に対して、男性の36%は「今のままでよい」、28%は「男女同権の問題は誇張されている」と回答した。

    35%の男性は、「今日の役割に対する期待に応えるのは難しいと思う」と答えている。

    しかし、多くの男性はその役割に対する期待を正しく理解していない。71%の男性が「一般的に女性は男性から家族の扶養を期待している」と信じているが、そう考える女性は60%だけだった。

    男性の職業上の成功と貫徹する能力も女性は男性が信じているほど重要だと思っていない。男性の職業上の成功では13ポイント、貫徹する能力では12ポイントほど男女間で差があった。

    依然として、家事に対する男女の考え方に大きな差が見られる。カップルの両者ともにフルタイム勤務している場合でもほぼ半分の男性が「パートナーの女性の方が家事をしている」と回答した。世代の差はほとんど見られないが、35歳~49歳の男性が最も家事をしていない。

    性別に関係なく回答者の76%が「女性の方が男性よりもアイロンがけがうまい」と確信している。洗濯、窓掃除、風呂掃除でも約60%の男女が「女性に生まれつきの才能がある仕事だ」と信じている。男性ではここでも世代の違いは見られない。

    女性では45歳~65歳の女性にこの意見が多いが、若い女性だけはあまりそう思っていない。

    「次の人生では女性になりたい」と回答した男性は6%に過ぎなかった。ほぼ3分の1の男性は「男の方が気楽だ」と考えている。

2013年10月23日)

戻る