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シャヴァン連邦教育・研究大臣、辞任

   

    シャヴァン連邦教育・研究大臣が2月9日(土)、辞任した。

    デュッセルドルフ大学哲学部の学部評議会がシャヴァン氏が33年前に書いた博士論文に意図的な盗用があったとして博士号を剥奪することを決定したため、野党から辞任を求められていた。

    シャヴァン氏は「不注意なミスがあった」ことは認めたが、意図的な盗用は否定している。「大学の博士号剥奪に対する訴訟を起こすため、教育・研究大臣職にあることが困難になった」ことを辞任決断の理由とした。

    メルケル連邦首相はシャヴァン氏の後任にヨハナ・ヴァンカ氏(61歳、女性)を任命した。ヴァンカ氏は旧東独出身で数学の教授である。先月のニーダーザクセン州選挙でキリスト教民主同盟(CDU)/自由民主党(FDP)の連立政権が敗北するまでニーダーザクセン州の文部大臣だった。

2013年2月26日)

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