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人口妊娠中絶件数、2012年も減少

   

    連邦統計局の発表によると、2012年の人口妊娠中絶件数は約106800件で、前年より1,9%(2100件)減少した。法律改正のあった1996年は13899件だったが、2005年以降は減少傾向が続いている。

    出生件数1000件に対する人口妊娠中絶件数の割合をみると、2001年の184件から2012年は159件に減少している。

    相談窓口になっている家族支援団体Pro Familiaは妊娠中絶減少の要因として、学校における性教育の普及と避妊薬(具)の入手が容易になったことを挙げている。

    2012年に妊娠中絶した女性の4分の3弱は18歳~34歳で、35歳~39歳が15%、40歳以上が約8%だった。

    未成年者の妊娠中絶件数は2011年よりも190件減少して約3800件だった。未成年者は全体の4%を占めている。

    中絶した女性の約40%には子供がいなかった。

    妊娠中絶件数の97%は法律で規定されているカウンセリングを受けた後に行われている。医学上の理由ないし刑事犯罪上の理由(強姦)からの中絶は3%だった。

2013年3月26日)

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