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カーシェアリングの利用者が増加
カーシェアリングの利用者が増えている。連邦カーシェアリング連盟によると、2012年は45万3000人以上の人が最低1回はカーシェアリングを利用したという。その内のほぼ20万人は新規利用者だった。 2012年末現在、343都市に設置された約3250ヶ所の専用駐車場で約6700台のカーシェアリング用自動車が利用された。 カーシェアリング利用者の増加は、専用駐車場で貸し出される従来のサービスにおける利用者増のほか、自動車メーカーが7つの大都市で提供するカーシェアリングサービスの利用者増に起因している。 自動車メーカーが提供する、道路上で自由に利用できるカーシェアリングサービスに登録した会員は約18万3000人に増えた。 専用駐車場という固定拠点で貸し出される従来のカーシェアリングサービスの登録会員は約27万人で、前年より22,7%増加した。 利用者が増える傾向にあることから、連邦カーシェアリング連盟は公共交通機関や自転車との組み合わせによる環境にやさしい自動車利用の枠条件の改善を図っていくという。現在、特に人口密集地域で専用駐車場が不足している。 同連盟によると、車の所有はステータスシンボルではなくなってきている。バス、鉄道、自転車、徒歩に代わる環境にやさしい交通形態としてカーシェアリングが浸透してきた。2020年にはカーシェアリング利用者が200万人に達することを期待している。 (2013年3月26日) |