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ドイツ全体の労働時間が増大
労働市場・職業研究所(IAB)の発表によると、2012年は景気後退にもかかわらず、ドイツの労働時間総数が1994年以来の最高水準に達した。 被雇用者一人当たり労働時間は主として暦上の理由から平均で1397時間と、前年より0,7%減少した。ただし、就業者数が1,1%増加して4160万人を超えたことから、ドイツ全体の労働時間総数は全部で約581億2000万時間に増大した。 専門家は、一人当たり労働時間が減少したこと、時間当たり生産性が0,3%しか上昇しなかったことを指摘して、「ドイツの労働市場は景気沈滞を切り抜けた」と評価している。 フルタイム勤務とパートタイム勤務の職場数は同程度に増えた。パートタイム勤務の割合は34,5%で、2009年以降ほとんど変わっていない。 2012年はフルタイム勤務者の労働時間は平均で週当たり38時間、パートタイム勤務者の労働時間は平均で週当たり14,8時間だった。 1年間の時間外労働は平均で一人当たり48時間で、前年を下回った。病欠は一人当たり9日間で、前年より少なかった。病欠率は平均で3,59%。
休暇日数は平均で31日弱だった。 (2013年3月26日) |