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上場企業首脳部における女性の割合は11,1

   

    連邦家庭省が支援する「監査役会に女性を増やす会」(Fidarイニシアティブ)の調査では、ドイツにおける上場企業の監査役会及び取締役会に占める女性の割合がゆっくりとしか増えていないことが明らかになった。

    調査結果によると、今年331日現在、ドイツの上場企業160社の監査役会における女性の割合は16,2%だった。昨年1月は12,8%。

    取締役会における女性の割合は5,9%だった。1年前は3,4%。

    監査役会と取締役会を合わせると、女性の割合は11,1%になる。2年前は6,5%だった。

    Dax上場企業160社のうち38社では監査役会にも取締役会にも女性がいない。従業員代表を除くと、56社に女性がいない。2年前は74社。

    イニシアティブの代表者は、「ガラスの天井が現実である」として、クオータ制導入に反対する連邦政府を批判した。法的なクオータ制という公的な圧力なしには本当の変化の波は起こらない。システムが起動するためには最低2025%の割合が必要だという。

2013年4月26日)

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