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病院における腸癌患者数が減少
病院に入院して腸癌の治療を受ける患者が減少している。バーマー疾病保険金庫の病院レポートによると、2005年~2012年の期間に21%減少した。 その要因としては、がん予防検診のお蔭で腸癌が早期発見されるようになり、入院せずに治療できることが挙げられる。 また、化学療法や放射線療法も病院ではなく診療所でもできるようになっているという。 このような状況から、疾病保険金庫は、将来、50歳以上の被保険者に腸癌予防検診を提供する計画である。 毎年65000人が新たに大腸癌になっている。手術では、できるだけ患者の負担にならない方法が投入される傾向にある。 一人当たりのコストは2005年の9300ユーロから2012年は11300ユーロに上昇した。 重症の入院患者の場合、治療は生存期間を延ばすだけであることが多い。最初の治療後1年で死亡する患者は全体の20%、5年後が55%である。
腸癌は高齢になってから発生することが多いため、腸癌が最終的な死亡原因であるか否かを明確にできないケースが多いという。 (2013年9月12日) |