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ドイツの人口、8050万人に増加

   

    連邦統計局の正式発表によると、ドイツの2012年の人口は前年より196000人増えて約8050万人だった。1995年(279000人増)以来最大の増加幅である。2011年は9万2000人増だった。

    人口増加はもっぱら移民増加に起因している。特にルーマニア(21000人)やハンガリー(13000人)、ポーランド(12000人)など東欧諸国からの移住者、ギリシャ(11000人)やイタリア(12000人)、スペイン、ポルトガル(3600人)など財政危機にある南欧諸国からの移住者が増加した。ギリシャ人は42%増、ポルトガル人は約40%増、スペイン人は34%増。

    移入民の4分の3はバイエルン州、ノルドライン・ヴェストファーレン州、バーデン・ヴュルテンベルク州、ヘッセン州、ニーダーザクセン州に移住した。

    バイエルン州では76000人、バーデン・ヴュルテンベルク州では57000人、ベルリン都市州では49000人、ヘッセン州では23000人、ハンブルク都市州では16000人、人口が増加した。

    ラインランド・プファルツ州の人口は前年並みで、ザールランド州と旧東独の州では人口が減少した。旧西独全体では約19万人増加した。

    2012年は移入民の方が移出民より約37万人多かった。

    出生数は11000人増の673570人、死亡数は869582人(1996年以来最多)、死亡数から出生数を引いた自然減は過去最高の196012人だった。1972年以来、自然減が続いている。1971年は出生数101万人、死亡数965000人だった。

    ドイツ国籍を取得した外国人は112348人で、2011年より5,1%(約5400人)増加した。4年連続の上昇である。

    出身国別でみると、トルコ(33246人)が1位で、次に、セルビア/モンテネグロ/コソボ(6085人)、ポーランド(約4500人)が続く。

    増加幅では、ギリシャ人が82%増、ベトナム人が36%増、イタリア人が29%増だった。

2013年9月12日)

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