ドイツのニュース

大学教授に占める女性の割合は19,9

   

    ドイツの学界における女性の進出は経済界よりも遅れている。

    連邦と州の共同学術会議(GWK)の女性報告書によると、経済界では管理職に占める女性の割合が30%であるが、大学教授では19,9%に過ぎないことが明らかになった。

    大卒者に占める女性の割合はすでに50%に達しており、博士課程修了者でも45%であるが、大学教授資格取得者では約25%、大学教授では19,9%である。

    また、大学教授のランクが上昇すればするほど女性の割合が少なくなっている。給与体系で最も低いランクのW1では女性の割合が39%であるのに対して、次のC3/W2では約20%、最も高いランクC4/W3では15,5%に過ぎない。

    女性の24%、男性の16%が期限付き教授職に就いている。パートタイムの教授職は女性の約10%、男性の6%だった。

    大学以外の研究機関では、管理職に占める女性の割合が16%である。マックスプランク協会は約20%、ライプニッツ協会は15%、ヘルムホルツ協会は11%、フラウンホーファ協会は3,8%だった。

    同会議は、女性の割合を高めるためにさらなる尽力が必要であると指摘している。 

2014年1月23日)

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