ドイツのニュース

自転車事故の多くは高齢者の単独事故

   

    連邦交通省によると、自転車事故で死亡した人の半分以上は高齢者である。

    2013年は自転車事故で354人が死亡したが、その内197人は65歳以上だった。65歳以上の死亡者数は2012年より減少したが、死亡者全体に占める割合は増加した。

    自転車事故の51%強は単独事故で、第三者の影響による事故(自動車運転手の不注意など)ではなかった。

    特に高齢者が利用している電動アシスト自転車Pedelecでは、単独事故の割合が74,6%と高かった。

    自転車事故のあった2771人を対象としたアンケート調査では、回答者の3分の1が事故の原因として道路の悪さを指摘している。

    そこで、緑の党は、自転車道の維持と拡張への投資を増やすよう連邦政府に求めた。

    連邦は2014年から年間8000万ユーロを連邦道路の自転車道の維持、建設に投資する。これまでより2000万ユーロ多い。

    連邦政府は2020年までに道路交通死亡者数を40%ほど減らすことを目指している。2013年は3339人が道路交通事故で死亡した。

201410月14日)

戻る