ドイツのニュース

取締役会における女性比率が低下

   

    ドイツ経済研究所(DIW)の調査結果によると、DAX上場しているドイツの主要30企業には全部で183人の取締役がいるが、そのうち女性の比率は5,5%(10人)で、2013年末より低下していることが明らかになった。2013年末は191人のうち12人が女性だった(6,3%)。

    同研究所の専門家は、この展開は「大手上場企業の取締役会における女性比率の持続的上昇は放っておいてもおのずから進行していくものではない」ことを示していると語った。

    連邦政府は大手企業約100社の監査役会における法定クオータ制の導入を計画している(2014410日のニュースを参照)。

    DAX企業の監査役会では、女性比率が継続的に上昇しており、現時点では24,7%。2010年以降、年間約3ポイント上昇している。但し、依然として被用者側の女性比率が使用者側よりも高い。

    今のところ、連邦政府が計画している最低女性比率30%を達成している企業は10社。DAX企業2社ではまだ女性監査役がいない。

201410月14日)

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