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アビトゥーアの最高点1,0をとる人が増えている

   

    高校卒業(大学入学)資格試験(アビトゥーア)の点数がよくなっている。アビトゥーアの平均点が1,0(最高点)の人の割合が2006年~2012年の期間だけでも40%も増えた。

    この期間に大半の州の平均点がよくなっているという。例外はバーデン・ヴュルテンベルク州、メクレンブルク・フォルポメルン州、ザクセン・アンハルト州だけ。

    全国文相会議の統計によると、ノルドライン・ヴェストファーレン州では、アビトゥーアの平均点が1,0の人が2002年は421人だったが、2012年はほぼ1200人に増加している。ハンブルク都市州でも113人に倍増した。

    全体の平均点ではベルリン都市州で最も大きな改善がみられる。2006年の2,7に対して2012年は2,4だった。

    要因としては、試験の難易度と評価基準が低下していることが挙げられる。

    連邦と州の教育報告書によると、2012年は学年の50%以上の生徒が大学入学資格試験ないし専門単科大学入学資格試験を受験しており、60%に近づいているという。すでに60%を超えている州もある。2006年は全国平均が43%だった。

20147月17日)

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