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無賃乗車の過料が高くなる
2015年から無賃乗車に対する過料がこれまでの40ユーロから60ユーロに引き上げられる。 連邦参議院は2014 年11月28日(金)、2015年1月1日から無賃乗車に対する過料を40ユーロから60ユーロに引き上げることを決定した。これを受けて、連邦政府が2つの関連政令を改正しなければならないため、発効は早くても2015年春になる見通しである。 乗客の約3,5%(年間約3億5000万人)が不正乗車をしており、運賃・料金を不正に免れる無賃乗車による収入損失は年間約2億5000万ユーロに達すると推定されている。不正乗車コントロールのコストは約1億ユーロ。 過料を引き上げなければ、運賃値上げという形で正直な市民が負担しなければならなくなるという。また、過料は乗車券コントロールの費用の一部も補う。
40ユーロではもはや威嚇力がなくなっていることも理由としてあげられている。30ユーロから40ユーロになった2003年以降、引き上げは実施されていない。 (2015年1月27日) |