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2014年の就業者数、過去最高

    連邦統計局の発表によると、2014年の就業者数は平均で2013年より約372000人多い約4260万人だった。8年連続の増加で、過去最高である。南ドイツでは完全雇用の地域が多くなっている。

    自営業者は約5万人減少しており、就業者増加は被雇用者の増加に起因している。

    外国人労働力の自然増(移入民>移出民)と全体的な就業傾向の上昇が引き続きポジティブに展開しているという。育児休業後に復職する女性が増えている。また、年金生活に入る年齢が上昇している。

    経済危機以降、ドイツは比較的好調な経済のおかげで欧州の移入民にとって魅力的になった。2015年も引き続き移入民が増加すると予想される。

    一方、連邦雇用庁によると、2014年の平均失業者数は約290万人で、東西統一以来の最低水準に近づいているという。但し、長期失業者数は100万人以上で停滞している。

    移入民は雇用市場で長期失業者の競争相手にはなっていないという。移入民の多くは高い資格を有し、専門職者として働くためにドイツに移住しており、その種の求人は十分にある。

2015127日)

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