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ドイツの平均時給は31,40ユーロ

    欧州連合統計局の発表によると、2014年はドイツの平均時給(賃金+賃金付帯費用)が31,40ユーロだった。2013年より1,5%上昇した。この増加はユーロ圏の平均(1,1%)をわずかに上回っている。

    平均時給を欧州連合加盟国別で見ると、ブルガリアは3,80ユーロ、ルーマニアは4,60ユーロであるのに対して、デンマークは40,40ユーロ、ベルギーは39,10ユーロと大きな差が見られる。

    但し、格差は縮まる傾向にあるという。2014年はルーマニアとラトヴィアは時給が対前年比6%上昇した。エストニアは6,6%増、スロヴァキアは5,2%増だった。

    経済危機に見舞われた加盟国の時給は一部減少しており、アイルランドは0,2%減、ポルトガルは0,8%減だったが、スペインとギリシャの時給は多少上昇した。

     時給の約4分の1は、年金掛金や社会保険料など、企業側の負担する賃金付帯費用である。この賃金付帯費用の割合が最も低い国はマルタ(6,9%)とデンマーク(13,1%)で、最も高い国はスウェーデン(31,6%)とフランス(33,1%)だった。ドイツは22,3%で、ほぼEU平均である。

    2015421日)

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