ドイツのニュース
5人に1人は移民の背景を持つ市民 連邦統計局の発表によると、2014年は移民の背景を持つ市民が過去最高の1640万人だった。人口の20,3%を占める。そのうちの56%はドイツ国籍を有する。 2011年以来、移民の背景を持つ市民が約150万人増加した。それに対して、移民の背景を持たない市民は88万5000人減少した。 最も増加幅が大きいのはEU加盟国からの移入民で62万人増加した。その多くはポーランド人、ルーマニア人、イタリア人だった。 EU以外の外国の出身者も大幅に増加している。特に多かったのは中国人、シリア人、インド人。 2011年以降にドイツに移住した人のうち、25歳〜35歳の年齢層の44%弱は大卒だった。1990年以前にドイツに来た移民に比べると、教育水準が著しく高くなっている。当時はこの年齢層の18%が大卒だった。また、移民の背景を持たない市民におけるこの年齢層の大卒者の割合(24%)も大きく上回っている。
一方、2011年以降にドイツに移住した移民の28%弱は職業教育修了資格がなく、8%は学校卒業資格がなかった。移民の背景を持たない市民では、職業教育修了資格のない人の割合が9%、学校卒業資格のない人の割合が2%弱だった。 (2015年9月28日) |