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保育施設を利用する子供が増えている

    連邦統計局の発表によると、保育所ないし保育ママに通う子供が増えている。

    今年31日現在、694538人の3歳未満児が公的支援保育所ないし保育ママに通っていた。1年前より31800人多い(4,8%増)。ただし、増加幅はその1年前よりも減少している。201331日〜201431日の1年間には64000人増え、増加率が10,6%だった。

    201381日から1歳以上の子供は公的支援保育所ないし保育ママを利用する権利を有する。法律発効前に比べると、公的支援保育所ないし保育ママを利用する子供は95800人多い。保育施設定員数も2年間で約16%増加した。

    保育施設利用児童数の増加は州ごとに異なる。最も増加したのはノルドライン・ヴェストファーレン州で、12,2%増だった。次がシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州(6,7%)とザールランド州(6,6%)

    それに対して、ザクセン・アンハルト州(0,6%)、メクレンブルク・フォルポメルン州(0,7%)、ブランデンブルク州(0,8%)は僅かしか増えていない。

    旧東独では3歳未満児の利用率が旧西独よりはるかに高い。2014年は3歳未満児の約54%が保育所に通っていた。2007年は45%。それに対して、旧西独では2014年の3歳未満児の利用率が27%弱で、2009年は9,8%だった。

    シュヴェーズィッヒ連邦家庭大臣は、さらに保育施設を拡充し、来年から保育所の開所時間を長くする意向である。必要な場合には20時以降も利用できるようになる。このプログラムに1億ユーロを投資するという。現在、連邦と州の担当大臣が保育施設の拡充と質の改善について審議している。

    今年3月現在、3歳未満児が通う保育施設のうち、85,4%が公的支援保育所(54422ヶ所)で、残る14,6%が公的支援保育ママ/保育パパ(44098人)である。

2015928日)

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